2022年5月27日金曜日

知床遊覧船KAZU1の沈没事故に思う

 先月の4月23日に、知床沖で遊覧船

が沈没する痛ましい事故が発生しました。14名の方の死亡が確認されたものの、未だ12名の方々が行方不明(5月27日現在)とのことです。
 このことについてはインスピレーションでの見解は、ご遺族の方に失礼に当たるので、ブログ記事の掲載は今まで控えていました。ただ、沈没船の引き上げ作業も終了し、事故の全容解明がなされる段階にきたので、今回、ブログ記事の投稿を試みた次第です。
 これは完全に船底の亀裂破損による浸水事故です。整備不良というより、かなり劣化していて、船底全体を新たに新調するか、船自体を交換すべきでした。当時の荒波の中での航行中に少し船が浮いて、海面に叩きつけられた衝撃によるものと感じます。
 すでに社長の謝罪会見も行われ、多くの批判に叩かれたようですが、これは簡単にいうと日本の組織の在り方のマイナス面が露呈した事故とも感じます。
 昔から、日本には職人気質やプロ意識が強く、社長などの最高責任者の決断を通さず、現場の判断に任せるという気質が色濃くあるという事です。これは、観光業のみならず建設業や公的機関などの他の職種にも多くあると感じます。特に人命を預かる運輸業、交通業は見直しを図る機会ではないかと思います。
 このような船舶や航空業の事故は、国内のみならず、世界中でも今後も起こると感じます。
 不明の12名のご遺体ですが、発見にはしばらくの時間を要すると感じ、残念ながら海中深く引きずり込まれたり、沿岸部に漂着しても海岸部の深みにはまり、なかなか肉眼では発見できない例も多くあると感じ、多数のご遺体は今後も見つからないと感じます。
 三陸沖からオホーツク海における北方の海域はそういうところなのです。