2022年3月8日火曜日

殺生石が割れた!九尾のキツネは??

 先日、TVニュースでタイトルの事件が報道され


ていました。この「殺生石」伝説は意外と広く知られていて 「九尾の狐」という妖怪が石に変化して後、近づく生き物が死んでしまうことから殺生石となったとされる伝説です。全国にも探せば似たような話はあると思います。

 今回ニュースになった殺生石は、栃木県那須町にある国指定史跡ですが、平安時代に鳥羽上皇を惑わした玉藻の前という絶世の美女の正体が九尾の狐で、後にこの地に追いやられて石になってしまったという伝説の石です。この石について、インスピレーションで感じたものを紹介したいと思います。

 まず、割れた原因は自然剥離によるものです。人為的に誰かが割ったものでは無く、特に何かの祟りのような霊的な仕業も感じません。昔からこの石自体に生物を殺すような不可思議な力は無く、周囲の火山性ガスの影響だったと思われます。

 ただ、気になるのは、この石は夜も明けぬまだ暗いうちに割れた様子が視えますが、その際に青白い霊光が立ち上がった感がします。この霊光は、九尾の狐の魂ではなく、この石周辺に鎮座していた山神の「神気(しんき)=神様の気」でしょう。長い間、人々に信仰されていた石や金属などの固形物には、人々の念波が集積され、同時に神の気も満ちるものです。九尾の狐はもともとは中国で創られた創作の妖獣で、日本でも一時期、この伝説が各地で流行ったようです。なので、似たような話が、全国に残っているものと考えられます。鳥羽上皇の玉藻の前と九尾の狐伝説はロマンがありますが、残念ながら、後の時代の創作話のように視えます。あまり夢の無い話になりましたが、今回の殺生石が割れたからと言って特に心配や怖がる必要はありません。

 史跡でもあり、観光の名所になっていた関係上、もとの姿に復元しようとの話があるようですが、私はそのままで自然に任せる方が良いと思います。ただ、しっかりと神事によるお祓いをして、周囲にしめ縄の柵をして、今後も信仰物として大事にされると良いと思います。