2020年8月24日月曜日

産土神とは何?

  産土と書いて「うぶすな」と読みます。変わった名前ですね。似たような言葉で「お土産(みやげ)」を連想したのは私だけでしょうか?😅 「産」は生まれるという意味で、「土」は土地ですから、読んで字のごとく「生まれた場所」という意味と捉えられます。これに「神」が付くので、産土神とは、自分が生まれた土地の神という意味になります。「うぶすな」の語源として、この産は「うむ=うぶ」で「土=砂(すな)」という説が有力視されています。古代の出産は、産屋という別棟で行われ、床に砂を撒いた風習があったとのことですが、おそらくそうだろうと思います。

 さて、この産土神ですが、自分の生まれた場所の近く

にある神社の神様と云われています。ようするに地域の守り神として信仰されてきた神が出生地の縁として、その人の産土神となるという考えです。これは、昔からの地域コミュニティーのつながりとしての意味合いも兼ねたものだったと思われますが、遥か古代は、同地域に住む一族の氏神信仰から始まったものと考えられています。

 ここで、産土神に対する私の考えですが、あなたの母親が安産祈願に参拝した神社が産土神になります。地域にあるからという訳ではありません。例えば自宅から半径3kmの範囲内にいくつ神社がありますか?どれが産土神になるでしょうか?町中で有ればなおさらでしょう。地域や自宅からの距離で必ずしも決められるものではありません。ただ、この安産祈願に関係なく、お住いの地域の神社に常々、参拝を続けるならば、神縁が生まれ、これも産土神になります。このように産土神にも異なる形態があるということです。

 感謝の気持ちをもって産土神へのご参拝をして下さい。