2020年7月19日日曜日

カルマ(業)とは何?(その1)

 良く「カルマ」という言葉を見聞しますが、日本語に直訳すると「業(ごう)」という意味だそうです。では、「業」って何でしょう?業を調べてみると、仏教由来の言葉で身、口、意(行い)等で生じる因縁、あるいは、前世からの因縁の報いを償う事なんだそうです。
 確かに、人それぞれ性格も性質も違いますから、言動や行為にもそれが現れます。
 また、同じように行動しても人によってはうまくいく人行かない人の差も出てきます。この要因を前世の罪や性情が今世で「業」として出てきたためと解釈するようです。
 ようするに、前世の因縁や罪があったため、それを今世で償わないといけない。それが結局は、境遇や運の良し悪しの結果となるという理論でしょう。
 私も振り返れば、あまり良い運勢ではありませんでした。父親の多額の借金返済のために若い頃から奔走し、人に頭を下げて回ったこともあります。また、金銭面のほか、対人関係でも嫌な思いを数えられないほど経験しました。それは今でも変わりませんが・・。なぜ、こんな嫌な思いをさせられるのか若い頃からの大きな悩みでした。同時に、これが「カルマ(業)」かとも考えたものでした。
 人生は「勝ち組」「負け組」に別れるそうですが、人は出生から境遇が異なり、その後も順風満帆に行く人もいます。これは努力の範疇を超えてしまってます。
 それを考えると、前世の業なのかな?とどうしても思ってしまうものです。
 でも、良く考えてみてください。前世の自分があったとします。死後、あの世に帰り、しばらくしてまた生まれ変わったのが、今の自分になるわけですが、あの世でのプロセスを踏む時点で、己を振り返る長い期間がありますから生前の間違いや罪は解消されるはずです。
 この世の出生は、「一からの始まり」です。全てそうです。いつまでも前世の因を引きずって、堂々巡りで繰り返していては、今生に生まれてくる意味がないでしょう?