2020年5月11日月曜日

自分って何者? その2

「自己犠牲」という他者のために自らの命を投げ出す尊い行為もありますが、実はこれも同じく自ら命を絶つ「自死」という行為なので自殺と同じルール違反に変わりません。
 しかし、その意識には天と地ほどの大きな差異があります。自殺の意識が自らが逃避する後退の動機など自己中心的なものに対して、自己犠牲は「世のため人のため」という自己を離れた意識が強いので、前向きな前進の動機が強いです。
 どちらかでも自死した後の霊魂はしばらくは停滞していますが後者はすぐに昇華していくことでしょう。これが大きな違いです。

 さて、この問題は哲学や思想的な理屈では決して答えが出ることは無いでしょう。この世のルールでは「分からない」が正解ですし「分かってはならない」からです。
 これは霊的な視点でしか答を導き出せないものと思います。
 先人たちの中には、このことについて霊的な答えを出した者もいましたが、「世間の常識」という大きな壁に阻まれ、後に淘汰され消え失せたか、理解されずに意図的に消された運命を辿ったものが多かったと思われます。
 有名な釈迦の「無記(むき)」もそうでしょう。釈迦は、あの世のことについて何も答えなかったから「あの世は無い」という解釈ですが、私は、釈迦は弟子たちに神霊や死後の世界についての話を必ずしていると感じます(あまり多くはないですが)。
 孔子の「怪力乱神を語らず」もそうで、ただ語らなかったというだけで完全否定はしていないでしょう?・・・→→次回へ続く